就学援助制度

現在、学用品費などの支給は年2回、1回目が9月ですから後払いになります。かねてから、新学期のお金のかかる時期に届くよう前払いにすることを求めてきました。

札幌市は2021年度、就学援助の制度改正とシステム改修を行います。

3月16日予算特別委員会で「このたびのシステム改修に合わせて、支給時期を4月にできないか」質問しました。「様々な状況を勘案し、適切な支給時期について検討を行っているところ」との答弁でした。

合わせて、体育実技用具の現金支給も求めました。小学1・4年生はスキーかスケート、中学1年生はスキーか柔道衣。いずれも現物支給です。札幌市が現物支給にこだわるのは「必要とする子どもに確実に行き渡るようにする観点から現物支給にしている」とのことでした。行政としてはスキーのために支給したのに、スキー購入に使わなかったら困るということです。私は、悪いことを予想してこだわるのではなく、活用する人にとって使い勝手がいいもの、制度が充実していくことが大事だと思うのです。

市のスキー単価予算は、国の基準を1万円前後も下回っていることがわかりました。入札で契約業者(スキーを受取る店舗)を決めており、その手間や費用もかかっています。

今は、就学援助対象の限られた種類の中から選びますが、その家庭ごとの選択肢があっていいのです。制度を活用している方に希望を聞くことと、現金給付の検討を求めました。