決算特別委員会で橋りょう・道路の維持管理について質問

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橋りょう・生活道路の補修いそぎ予算増額を

太田秀子議員は10月7日、決算特別委員会で橋りょうや道路などの維持管理について質問しました。

太田議員は、「道路や上下水道など、社会インフラの多くが耐用年数を超えている」として、本市の橋りょう長寿命化計画(2010年~2019年)で補修が急がれている450の橋りょう、幹線道路等舗装補修計画にもとづく道路補修の進ちょく状況と今後の見通しについてただしました。
維持担当部長は、「450の橋りょうのうち今年度までに126の補修が完了し、残り324の橋りょうについては鋭意検討していきたい」とのべ、道路については「年9億円の予算で年間15~20kmの舗装補修を実施している」とのべました。
太田議員は、7割以上に当る324もの橋りょう補修が残されると指摘、「国は2014年に5年間で全ての橋を点検するよう義務化したが補助は4割、国に増額を求めるべき」とのべ、道路の舗装補修について「1998年に約21億円だった予算が2008年には約3億円に減っている、年間9億円では生活道路の補修に50年以上かかる」と増額を求めました。
また、太田議員は、本市に10カ所あるアンダーパスについて、「水位計が設置され、雨水10㎝で『冠水注意』、20㎝で『冠水・通行止め』が表示されるなど雨水対策がとられているが、万全とはいえない」と指摘。「信号待ちによる渋滞も発生しており、ハイブリッド車は冠水すると感電すると国交省が注意喚起している」ことも紹介し、「かつて経験したことのない集中豪雨が発生しており、現に死亡事故も起きている。とりわけ都心部では地下に道路をつくることは慎重であるべき」と求めました。